物流パートナーが見つかる ブツレボ
効率化が物流倉庫の設計にもデザインを入れるべき理由です。
物流業界は激しい競争にさらされています。デジタル化をはじめとする技術革新が進むにつれて、物流倉庫の作業は、より正確に、より早く、より安く、荷物をお届けすることが当たり前になりつつあります。倉庫管理システムやピックアンドパックマシン、ドローン、リモートモニタリング、ロボットに至るまで、新しい倉庫はさながら新しいテクノロジーの展示場のようです。
中でも競争力を維持するためには、設計デザインに効率化のノウハウを応用することが大切です。
荷物や人の導線を短くして、リードタイムを短縮するためのアイデアが現在も進化しています。
近年、企業における労働環境が社会問題としてクローズアップされています。
労働条件や職場環境など、働く人を取り巻く環境は改善されつつありますが、人手不足による長時間労働などは依然として厳しい状況にあります。物流倉庫で働く作業スタッフにとっても、職場環境の改善は重要な問題です。
そこで物流倉庫のレイアウトやデザインを変えることで、労働者にとって働きやすい環境を作ることができます。
近年では、ロボットの導入やIoTによる省人化が進められていますが、物流倉庫には、未だに人力や手作業がメインという施設もたくさんあります。
物流倉庫には大量の商品が保管されているため、荷物の落下や棚の転倒など、作業スタッフにとって事故のリスクが存在しています。それを防ぐために、特に大型のラックは床や壁に固定されていることが多いです。
地震や機械の衝突などによる棚の転倒防止につながりますし、頭上から商品が落ちてくることも少なくなります。
企業によっては、倉庫の隣に部品工場や加工工場を併設しているところがあります。細かい粉塵が飛ぶ職場で長時間作業をすると、健康被害が起こる可能性があります。
また倉庫内は天井が高いため、小さなエアコンでは適温にならないこともあります。
そこで新しい物流倉庫では大型のエアコンを設置し、空気浄化の機能を高めたり、冷暖房効率を上げたりして、労働環境の改善に努めています。
倉庫内で人手で行う作業で多いのは、ピッキングと梱包作業でしょうか。どちらも軽労働ですが、納期は守る必要があります。
作業スタッフに肉体的な負荷が極力かからないように、作業場のレイアウトは設計されています。