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「物流」という
巨人の肩に立て!
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「商品・サービス開発」「マーケティング(販売営業)」「物流(ロジスティクス)」のビジネス3要素。これまで前者2つは花形として光が当たってきた。しかしいま、P.ドラッカーが暗黒大陸と呼んだ「物流」は“ビジネスに付加価値を創造するもの”として注目を集めている。物流で付加価値を創造できれば、新しい次元でビジネスを展開できるだろう。新しい世界を見せてくれる物流という巨人の肩に立ち、イノベーション(技術革新)を!物流でレボリューション(革命)を!いまから起こそう。

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当サイト「ブツレボ」は物流アウトソーシング・3PL事業、物流倉庫などについての物流総合情報ポータルサイトです。

業界別:
物流アウトソーシング・3PL会社の選び方&紹介

  1. 化粧品

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  2. 食品(日配品・チルド)

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  3. EC通販

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  2. 医療機器

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  2. 建築資材・大型資材

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  3. 自動車・機械

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流通加工の物流アウトソーシング

各プロセス効率化のポイントや会社紹介
→ 材料加工・商品組み立ての効率化
→ 検品・検針の効率化
→ 小分け、袋詰めセット業務の効率化
→ 個装、包装、ラッピングの効率化
→ DM、ラベリング、宛名の効率化

流通加工業務の効率化
物流アウトソーシング

・・・その他、今後様々な業界
をとりあげていきます。
大手企業から柔軟な対応の中小企業まで。

ピックアップ特集:
イノベーティブな物流会社
物流アウトソーシング・3PL企業

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技術革新・イノベーションをテーマに物流会社をピックアップ。新しい試みや面白い取り組みなどをしている、イノベーティブな物流アウトソーシング会社・3PL企業を紹介しています。

ピックアップ特集
物流会社一覧をみる

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株式会社NTSロジ【PR】

東京23区を取り囲む8か所の物流拠点活用し、コストダウン&スピードアップの定温物流サービスを展開するNTSロジ。コスト削減をしながらサービス品質をも上げることができるその理由について取材。スタッフ間の協力体制とそれを育む会社の文化、社風について、具体的な現場の地道な取り組みを交えて紹介。

【特集記事】物流現場の改善は文化!
~ありがとうカード、改善活動レポートが現場を変える~

【特集記事】物流現場の改善は文化!
株式会社NTSロジ

株式会社リーヴオン(LVON)【PR】

東京のJR西日暮里駅から徒歩5分の場所に物流センターを構え、「できるかどうか」ではなく「やるかどうか」で難題を解決するというリーヴオンの徹底した顧客志向で小回りがきき&柔軟性の高い物流会社。これから物流を通して、攻めの戦略に転じたいという企業様の強力なパートナーとなってくれるはずです。

【特集記事】物流の枠を超える!
~マーケティング支援から、人の集まる場所づくりまで~

【特集記事】物流の枠を超える!
株式会社リーヴオン(LVON)

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中小企業が配送コスト削減方法・考え方

B to B(企業間取引)の場合、宅配便ではなく、路線便、共同配送、チャーター便などを利用した方が良いケースなど、物流コスト削減の中でも、さらに配送コストの削減について解説。

中小企業の配送コスト
削減方法・考え方

徹底解説:
物流アウトソーシング・3PLとのパートナー戦略で
物流からビジネスを変えていく!

近年の労働人口の減少や様々なIOTテクノロジーの発展により、いま物流業界は大きな変革期をむかえています。

その一つの傾向は「物流=コスト削減」志向から「物流=売上拡大・高付加価値化」志向へのシフトです。この変革期においてスピード感ある対応で先手を打っていくための一つの方法は、物流のエキスパートの手を借りること、つまり物流アウトソーシング・3PL企業との物流パートナーシップを組むことです。

当ページでは、まず解説前半に物流アウトソーシング・3PLのメリット・デメリット、自社物流のメリットデメリットなどの基礎的な説明から、さらに物流アウトソーシング先、3PLパートナーを選ぶポイント・コツまで詳細に解説しています。結論としては唯一決まった指標というモノはありませんが、ブツレボではその選定を「持続的な競争優位性を築いていくためのパートナー選びととらえる」という視点で考えることを提案しています。自社の経営資源、経営戦略、方針から物流をとらえなおし、対等な組織関係としての物流パートナーシップ構築をするということです。

つづく解説後半では、令和時代の物流の新しい潮流についてふまえたうえで、物流アウトソーシング、および3PLとパートナーを組むことで、どう「物流」を企業戦略に組み込むことができるかを紹介しています。

【解説前半】
物流アウトソーシングとは?3PLとは?
自社物流との違いを比較

解説前半では、具体的に物流パートナーを検討するために、物流アウトソーシングについてメリットデメリットなどの説明のほか、自社物流との比較や、物流アウトソーシング会社を選定するポイント・コツなどを説明しています。

物流アウトソーシングは専門業者に任せること

物流業務を委託する、受託するの関係

企業にとって物流はビジネスの根幹となる重要な業務です。特にECビジネスを手掛ける場合は、物流なくして商売は成り立ちません。物流と一口に言っても、その業務の範囲は商品の入庫から保管、在庫管理、受注、決済、梱包、輸送まで広いです。

物流アウトソーシングとは、これらの物流業務を運送会社や倉庫会社など物流会社に委託することです。また、3PL(サードパーティ・ロジスティクス)とは、これら物流の業務全般を第3者(物流会社)が請け負うことを言います。物流アウトソーシングは荷主が委託する、3PLは物流会社が受託することと考えれば分かりやすいでしょう。物流アウトソーシング会社という言い方をよく目にしますが、物流アウトソーシング受託会社と表現する方が正確です。

自社物流は自前で行うこと

自社物流は文字通り、企業が自社商品の物流を自前で行うことです。例えば、食品の卸売業者は自社物流のところが多いです。自社倉庫でさまざまな食品を保管・管理し、自家用トラック(白ナンバー)で小売店に納品して、受注や決済も自前でこなします。

これに対し物流アウトソーソングは、3PLを手掛ける物流会社に委託するわけですから、利用する企業や個人は自前の倉庫を持つ必要はなく、物流会社の営業倉庫で商品の保管や管理、流通加工などが行われます。また、配達先まで輸送するトラックは物流会社が保有する営業ナンバー(緑ナンバー)です。

物流アウトソーシングのメリット&デメリット

餅は餅屋に!物流アウトソーシングのメリット

物流アウトソーシングのメリットとして

  • コスト削減
  • 品質確保
  • 本業の業務効率化

などが挙げられます。

固定費を削減し、労務管理からも解放

コスト削減については、容易に想像がつくでしょう。自前の倉庫を建設すれば、規模によっては億単位の投資が必要だし、借りるにしても賃料という固定費が発生します。また、倉庫作業員の確保は自社で行わなければならず、採用コストや人件費、さらに社会保険料の負担や適正な労働時間管理など雇用主としての義務を果たさなければなりません。

物流アウトソーシングは、物流業務を委託するわけですから、倉庫運営や労務管理などの費用や手間を直接負担することがなくなり、コストは低くなります。また、物流会社への委託費は物量によって変動しますから、件数が伸びなかった月にはその分費用も減ります。これにより損益分岐点を下げることになり、コストの金額も変動費として明確になります。

プロの物流サービスを利用できる

品質管理面でも物流アウトソーシングもメリットは多いです。例えば輸送業務だと、プロとして一定の安全教育を受けたドライバーに任せることができます。また、季節による輸送量の変動についても物流会社は配車をやり繰りしながら柔軟に対応してくれるので、繁忙期や閑散期のリスクを回避することができます。

一方で、倉庫業務についても最近はバーコードによる在庫管理や入出荷作業が一般的に行われています。これにより、リアルタイムでの在庫数の把握、賞味期限やロットの管理など、物流業務に関わる多くの業務を正確・効率的かつスピーディーに行うことができるようになっています。

コアな業務に専念して経営効率化

これらのメリットに加えて物流アウトソーシングで見逃せないのが本業の業務効率化です。どんな企業でも経営資源(ヒト・モノ・カネ)には限界があります。個人でECを手掛ける場合も物流業務までやっていたら大変な時間や手間がかかります。物流業務を専門業者に委託することにより、例えばECなら商品開発や広告宣伝などコアな業務により集中できるようになります。これによって売り上げが拡大させ、物流の委託費を吸収して利益をさらにアップさせることも可能なのです。

物流アウトソーシングの他のメリットとしては、現場でトラブルが発生した場合の従業員からの訴訟など、目に見えにくい部分のリスクも低減できます。また、多くの物流会社は立地の良さを考えて倉庫を建設します。高速道路のインターチェンジに近い場所に建てられていることが多いし、津波被害を想定して高台に立地していることを売りにしている倉庫もあります。交通アクセスや危機管理を考慮して、条件に合った倉庫を選択することができます。

人手不足が深刻化する現在において、経営のスリム化は避けて通れない課題です。本業以外の周辺業務でたくさんの人材を抱えていたら、図体ばかりが大きくなって経営効率は低下します。昔から「餅は餅屋」という言葉があるように、専門のことは専門家に任せ、事業者同士が連携して全体で効率化を進めていくことが重要になっているのです。

物流アウトソーシング デメリット

企業秘密が漏洩する危険も

物流アウトソーシングのデメリットとしては

  • 顧客の個人情報などの企業秘密や社内ノウハウが漏洩する危険性がある
  • 自社に物流ノウハウが蓄積できない
  • 物流会社の手順にある程度合わせることになり、柔軟な顧客対応が取れなくなる
  • 社内の部門間で情報共有化に取れにくい

などが挙げられます。

企業秘密などの漏洩は、外部に委託するわけですから、100%ゼロにするのは難しいと言えます。どこの物流会社も万全のセキュリティを取れるよう努力はしているのですが、委託先に悪意を持って情報を盗む人がいたら完全に防止することはできません。このため、企業秘密や社内ノウハウの漏洩については、アウトソーシング先とは契約に守秘義務の条項を盛り込んでおく必要があります。

委託先が安全かどうかを判断する目安としてはプライバシーマークがあります。これは、個人情報を適切に取り扱っている企業や団体を、第三者機関である一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)とその指定機関が審査し、その証としてプライバシーマークと称するロゴの使用を認定する制度です。このマークを取得している営業倉庫は多いので、チェックしておくといいでしょう。

社内ノウハウの蓄積ができない

社内にノウハウが蓄積されないデメリットについては、3PL業者にどの範囲の業務を委託しているかによりますが、全面的に委託していた場合、仮に3PL業者が倒産した場合などは物流業務が完全にストップすることになります。

代わりの3PL業者を探すにも、完全に移行するまでの混乱は避けられません。社員が物流業務の知識やノウハウを身につけていなければ、ゼロから育成していかなければならず、時間も経費もかかります。万が一のリスクを想定して、外注する業務の範囲を慎重に検討しておく必要があります。

委託先の手順に縛られる

一方で、物流アウトソーシングは、作業手順やシステムをある程度、委託先に合わせなければなりません。また、イレギュラーのオーダーは別料金となるのが基本で、システム変更にも多額の費用と時間がかかります。このため、顧客の注文に対し、臨機応変な対応ができなくなる可能性があります。委託先と十分な打ち合わせを行って、イレギュラーのオーダーにはどう対処するのかを決めておく必要があります。

その他、物流アウトソーシングは、物流の各工程で部門間での情報共有がされにくいという面もあります。情報共有がなされていないと、問題が生じた場合に迅速な対応を取ることが難しくなります。また、返品業務や顧客管理、顧客応対まで委託している場合は、エンドユーザーの声を直接耳にする機会が減り、ニーズを把握しにくくなるという可能性もあります。

物流アウトソーシングは、経営のスリム化が図れる反面、さまざまなリスクも想定しなければならないわけで、メリットとデメリットを慎重に見極めながら進めていく必要があります。それは経営戦略の根幹にも関わってくる重要課題と言えます。

自社物流のメリット&デメリット

自社物流のメリット

自社物流のメリットとしては

  • 社内に物流のノウハウが蓄積できる
  • 顧客に合った独自のシステムを構築できる
  • 社内で情報共有化が図れる
  • 顧客ニーズが把握しやすい

などが考えられます。

社内ノウハウが蓄積できる

自社物流は基本的に自社のサービスに合ったシステムや仕組みを開発し、運営していくことですから、その過程で社員は経験を積んで知識を身につけ、社内にノウハウが蓄積されていくことになります。

臨機応変なアレンジができる

また、自社物流は基本的に自社が主導して作り上げたオーダーメイドのビジネスモデルですから、現場の声を反映した仕組みにすることができます。さらに、消費動向の変化などに合わせて臨機応変にアレンジすることも可能で、顧客に対してキメ細かい物流ニーズを提供することができます。

大手メーカーの多くは物流業務を担う子会社を持っていて、全体的な物流の統括を行っています。これにより、子会社自らが物流のノウハウを蓄積し、3PL業者として外部のメーカーから物流業務を請け負っているケースも少なくありません。個人のEC業務でここまでは難しいでしょうが、物流のある部分を自らが手掛け、それを差別化につなげる手もあります。

部門間の情報共有化で業務改善

また、自社物流は社内で一貫した体制を取れるので、部門間の情報共有がしやすく、問題が発生すれば改善につなげやすいメリットもあります。特に一般消費者を相手にするECの場合は、顧客の声を直接聞くことができるので、それをマーケティングなどコアな業務に反映させやすくなります。

自社物流のデメリット

自社物流のデメリットとしては

  • 倉庫やシステム開発の初期投資や人件費がかさむ
  • 物流業務に人手を奪われ、コア業務がおろそかになる
  • 荷動きの波動に応じた柔軟な体制が取りにくい
  • 属人化に陥りやすい

などが挙げられます。

多額な初期投資と労務コスト

自社物流は外部委託に比べ、多額のコストがかかることは誰でも想像できるでしょう。ECビジネス大手のアマゾンは、自社物流センターを全国に抱えていますが、これは扱う荷量が莫大なので自前で施設を整備しても採算が合うのです。しかし、中小零細のEC業者は、こうはいきません。また、人を雇用すると言うことは給料だけでなく社会保険や福利厚生費などが発生するし、労務問題が起こるリスクもあります。

一方で、コア業務がおろそかになるデメリットも想定されます。最近はコロナ禍で雇用情勢が悪化したとはいえ、物流をはじめとした業務は構造的にはまだまだ若手人材が不足しています。人手不足なのに自社に多くの部門を抱えていたら、周辺業務に人手を取られてコア業務が手薄になる可能性は十分にあります。また、自社物流の場合は部門間の配置転換が難しく、「コア業務をやりたいのに物流部門に配属されて不満」という声が必ず出てきます。

荷動き波動に柔軟性を欠く

一方、臨機応変な対応が難しいという点も自社物流を進めるうえで克服すべき課題です。コロナ禍で経済活動の大部分が停止し、さまざまな種類の商品の動きがストップしました。自社物流だと、倉庫に荷物が滞留して在庫金利がかさみ、倉庫作業員の仕事も極端に減少する事態に陥ります。荷動きの波動リスクを吸収してくれる物流アウトソーシングよりも、自社物流は柔軟性の点では劣るのです。

また、自社物流はスキルを持った社員を育てるメリットがある反面、その社員のスキルに頼らなければ進まない業務も出てきます。これを業務の属人化と言います。社員のスムーズな世代交代を進めていくためには、新人が早く仕事に慣れることができるよう業務をマニュアル化することが必要なのですが、属人化はこれに逆行しています。
 このように自社物流にはさまざまなデメリットがあります。これらを全てカバーし、さらに大きなプラスが見込めないと自社物流はリスクが大きいと言えます。

物流倉庫(発送代行サービス)を利用する基準

一般的に、1日の発送件数が200~300を超える場合、発送代行サービスの利用を検討すべきだと言われています。もちろん、会社の規模や雇用している作業スタッフの人数にもよりますが、発送業務にあたる人員の半日以上の時間を発送業務にあてているのなら、アウトソーシングすべきでしょう。忙しくて手が回っていないと感じる時ほど、発送代行サービスの利用を検討するべきタイミングだと言えます。

定額系物流サービスとカスタム系物流サービス

物流アウトソーシングを利用する場合の料金は大きく分けて「定額系物流サービス」と「カスタム系物流サービス」の2種類があります。いずれを利用するかは自社の商品特性や販売形態、顧客対応などを十分に検証する必要があります。

料金があらかじめ決められた定額系

料金が「月〇〇円」というように事前に決められているのが定額系物流サービスです。金額がはっきりしているので委託する側は予算が組みやすいというメリットがあります。ただ、決まったサービスしか利用できないので、顧客のニーズにきめ細かく応じたり、不測の事態に対処するのが難しい面もあります。最初は定額系を利用しながら自社に合っているかどうか検討し、必要に応じてカスタマー系に移行する方法もあります。

個別に料金を設定するカスタマー系

定型のサービスに決められた料金を設定する定額系に対し、カスタマー系物流サービスは、委託企業の業態に合わせてサービスをオーダーメイド式で組み立て、それに応じた料金を設定します。商品特性や販売方法などに合わせた物流サービスを提供するので、委託企業にとっては業務の効率化が期待できます。料金面を定額制と比較すると、いずれが安いかは一概に言えませんが、カスタマー系は複雑な料金体系になることが多く、割高になることも想定しておく必要があります。

物流アウトソーシング会社、3PL企業など
物流パートナーを選ぶポイント・コツ

まずは自社の物流状況、現状把握から

では、どんな3PL業者に物流業務をアウトソーシングするか。その選定にはいくつかのポイントがあります。

最初はまず自社の物流状況、実情をきちんと把握することです。出荷が多い商品のサイズと比率、通常期・繁忙期・閑散期に別けた月間出荷個数などを割り出し、必要な保管スペースを試算します。そして、アウトソーシングしたい理由を改めて確認し、3PL業者が自社のニーズに合った体制を整えているかどうかを検討します。

コスト面で言うと、定額系物流サービスの場合は、出荷数が多い商品の料金プランが安い3PL業者の方が全体のコストは削減できます。また、特別な荷扱いが必要な商品は多少割高になってもカスタム系サービスを利用した方が商品事故の確率が下がります。

サービス幅は自社とマッチしているか?(過去実績も参考程度に)

物流アウトソーシング会社・3PL業者のサービスの幅は重要ポイントです。食品保管の倉庫一つを例にとっても、常温・冷凍・冷蔵の3温度帯の保管庫しかない倉庫から、パーシャルや超冷凍まで備えた倉庫までさまざまです。自社の商品特性にもよりますが、なるべく幅広いサービスを提供してくれる3PL業者を選択した方が、多品種少量化を進めるメーカーや卸売業者にとっては便利です。

物流アウトソーシング会社・3PL企業の過去実績で自社の取り扱っている商材とにているものや、同じ業界のものがあると、安心度は格段に増します。ただし物流業界は日々変化していますので、たとえ実績があっても必ずしも安心できるというわけではなく、また実績がないからといって検討候補に入れないというのも大きな機会損失になる可能性があります。

発展中の物流業者によっては、御社とパートナーを組むことを機会に、ビジネスのフィールドを広げていくかもしれません。またそういったやる気のある物流会社とパートナーを組むことで、今後の自社の物流戦略を有利かつ強力に推進してくれる可能性もあります。次項で見る提案力、企業としてのスタンスは、必ず重視しておきたいポイントです。

物流改善で大きな役割を果たす提案力はあるか?

物流アウトソーシング会社・3PL業者の提案力は優先度高く重視すべきポイントです。かつての物流会社は顧客に頼まれた仕事をそのまま請け負う傾向が強かったのですが、業界の競争は激化しており、単なる〝受注業者〟では勝てなくなっています。物流アウトソーシング会社・3PL業者の経営者が盛んに口にするのが「提案営業」の重要性です。顧客に対していかに効率的で、コスト削減につながる改善策を提示できるか。そして、顧客のコア業務の拡大をサポートできるか。多くの3PL業者が重要視する戦略がここにあります。

委託する側としては、こうした企業姿勢に目を向ける必要があります。担当者が親身になって相談にのってくれるか。また、悩みに対して的確な提案を出してくるか。こうした点を見極め、パートナーとして長く付き合える関係を築くことが重要です。

災害対応の有無も見逃せない

自然災害が多発する昨今、倉庫の立地にも注意を払う必要があります。前述したように津波被害を避けるためには高台に建設した倉庫の方が安全性は高いです。また、交通アクセスの点では高速道路に近い倉庫の方が便利ですし、絶対とは言えませんが、山間部などに比べて災害からの復旧は早いです。

選択前に現場の視察を!

その他に基本的なこととして、見積もり内容が明確かどうかもチェックすべきポイントです。見積もりが細かく正確であれば、あとで支払額が膨んでトラブルになることが少なくなります。

3PL業者を選択する際には、現場を視察することをおすすめします。現場を見れば従業員がちゃんと教育されているか、庫内の整理整頓は行き届いているかーーなどが一目瞭然です。そして、企業姿勢も垣間見えてきます。

【まとめ】パートナーシップという対等な組織関係まで見据えて、
物流アウトソーシング・3PL会社を選ぶ!

物流アウトソーシングのメリットデメリットや選定のポイントなどについてまとめてきました。しかしながらおそらく一番大切な点は究極のところ、その物流アウトソーシング・3PL企業が、自社と対等な組織関係まで見据えたパートナーシップを組むだけの価値に値するかどうかの見極めではないでしょうか。

物流アウトソーシング・3PLの力を借りることで目指したいことは、コスト削減はもちろん、それだけなく「物流」からも付加価値創造のポイントを探し出し、自社の競争優位性を確立する方法を考えていくこと、構築していくことだと思います。

そこで、もし物流アウトソーシング・3PL企業選びで決めかねているようでしたら、以下のように考えてみるのはどうでしょうか。

それは選定を「持続的な競争優位性を築いていくためのパートナー選びととらえる」ということです。

こう自社の進むべき方向性、経営戦略から、物流を考えることで各社ごとに何を優先すべきなのか少し見えてくるのではないでしょうか?コスト削減というポイントに絞って選定することも一案ですが、ブツレボでは、物流アウトソーシング・3PL会社と協力しあいながら共に成長するようなパートナーシップ重視の企業選びという方法を提案します。

【解説後半】
物流業界は差別化が難しいと考えられているが…

この解説後半では物流業界の潮流について解説し、物流会社とどのような戦略的パートナーを組んでいくべきかについて説明しています。

物流業界における深刻な人手不足

一般消費者の間ではネットショッピングが急速に普及し、大手のネット通販会社は業績を伸ばしています。それに伴い、末端消費者に荷物を届ける物流会社の荷物量も急増しています。

しかし、3K職種と言われる物流業界は深刻な人手不足の状況にあり、ドライバーや倉庫内作業員など従業員が常に足りない状況です。このため、長時間労働など過度な負担が個々の従業員にかかり、離職率が高くなって、さらに人手不足が進むという悪循環に陥っているのです。

こうした流れを反映し、宅配便最大手のヤマト運輸(出所:国土交通省、2019年度宅配便取扱実績)がネット通販大手のアマゾンの当日配送から撤退したというニュースは記憶に新しいところです。

差別化が難しい物流サービス

なぜ物流業界が人手不足に陥っているのかと言えば、その一因は劣悪な労働条件にあります。厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査によると、ドライバーの労働時間は全業種平均の2割長く、年間賃金は1~2割安いという結果が明らかになっています。

では、なぜ労働条件が悪くなるかと言えば、従来の物流業の付加価値の低さに原因の一つがあります。どんな運送会社でも事故さえなければA地点からB地点まで商品を運ぶことは可能です。差別化するとすれば「早さ」や「正確さ」しかありません。

ここに「安全性」を付加することもできますが、全ての荷主がこれを高く評価してくれるわけでもありません。倉庫業も同様で、商品を保管するだけなら、倉庫を持っている物流会社ならどこもできるわけです。

競争激化で運賃・料金は低迷

昭和時代なら、単にモノを運ぶ、保管するだけである程度の収益は確保できていました。ところが、平成2年に物流2法が施行され、運送業への参入規制が緩和されました。

これにより新規参入が増加し、現在では一般貨物自動車運送業の許可を取得した緑ナンバートラックの運送会社は全国に63000社あります。急増した事業者が、ただでさえ付加価値の低い仕事を奪い合って競争するわけですから、運賃・料金が安くなるのは当たり前です。中小運送会社の営業利益率は数%、倉庫を兼業してようやく10%を超えるというのが実態です。「労働時間は2割長く賃金2割安い」という現状は必然の結果なのです。

「このままではドライバーの労働条件は改善されず、人手不足がさらに深刻化して、日本の物流の9割以上を担うトラック輸送が麻痺する」――こんな危機感を抱いた国土交通省は、令和2年4月に標準的運賃というものを告示しました。

全国の運送会社から原価計算のデータを収集し、これにドライバーの労働条件改善をまかなえる利益をプラスして弾き出した官製の運賃表です。当然、実勢の運賃よりかなり高いです。

コロナ禍で荷量が激減、運賃ダンピングの再来も

物流業界にすれば監督官庁が後押してくれるわけですから、これを好機と受け止め、トラック協会を中心に「適正運賃収受運動」を展開し始めました。ところがタイミングが悪いことに令和2年に入ってコロナ禍が発生し荷物量が激減。仕事を確保したい一部の運送会社は再び運賃ダンピング攻勢に走っています。

こうした低収益や人手不足に加え、物流業界には生産拠点の海外移転、人口減少による内需の縮小という構造的も横たわっています。また、物流業とは直接関係ない原油先物市場の動向で、トラックの燃料である軽油価格が乱高下し、収益を左右されるリスクもあります。

「物流=コスト削減」から
「物流=売上拡大・高付加価値化」へのシフトも

物流は売り上げ拡大のツール

このように物流会社の運賃・料金が上がらないのは、物流に対する荷主の捉え方にも一因があります。付加価値が低いサービスなので、利用する側にとっては「同じ運んでもらうなら安くやってくれる業者の方がいい」という考え方が出てきます。言い換えれば、物流費は「削減するもの」なのです。

これに対してマーケティングは逆に「費用をかけることで売り上げが拡大する」と考えられています。どうせ新商品を発売するなら、裏方の物流より市場調査や商品開発、販売戦略にお金をかけた方が消費者ニーズにマッチする商品が出来上がり、よく売れるだろうーーというわけです。こうした手法は一見、合理的に見えて、実は時代遅れになりつつあります。

結論からいうと、物流も売り上げ拡大に直結する重要なビジネス領域です。ECで成功を収めている企業は、ロジスティクスを起点にしたマーケティングにも成功しています。

例を挙げれば、アマゾンジャパン、ヨドバシカメラ、スタートツディなどが代表格です。普通の企業は予算を組む際に物流費を削減する方向で戦略を構築しますが、これらの企業は自前で物流倉庫を運営し、物流システムも内製化しています。細かい戦略や戦術の違いはあっても、物流を起点にビジネスを設計し、マーケティングに活かしているのです。

より早い需要予測データを入手可能

では、なぜ物流を起点とするかと言えば、ロジスティクス領域には貴重な情報が溢れているからです。

例えば、より早い需要予測のデータは物流現場で収集が可能です。通常なら店舗での販売データをもとに需要を予測するのですが、物流現場には店舗で売れる前に商品が入荷され、在庫が動き、出荷されます。店舗の販売データより数日から数カ月早く荷動きのデータを入手できるため、より正確な需要予測が可能になるのです。高度な需要予測を実現して限られたスペースを最大限に活用できるようになれば、中小のEC業者でも回転率の高いアイテムを効率的に揃え、利益率を飛躍的に高めることが可能になります。

国内の倉庫も倉庫管理システム(WMS)などが導入されてデジタル化が進んでいますが、物流領域におけるデータの活用はまだ初期段階にあります。これからは、物流領域で発生する情報をマーケティングに有効活用し、物流を売り上げ拡大のツールとしてとらえる時代になってきているのです。

物流戦略には大きく2つの方向性がある

スピード・価格重視の考え方

物流に対する考え方は大きく分けて2通りあります。

物流費を運営コストの一部と捉え、削減した分は販売価格に還元して少しでも早く・安く商品を届ける『スピード・価格重視の考え方』です。

もう一つは『サービス重視の考え方』です。物流費をマーケティング費用の一部と捉え、バックヤードに費用をかけることで店舗や商品の価値を向上させようという品質・サービス重視の考え方です。

最初の『スピード・価格重視の考え方』考え方は、大規模小売店や大手EC業者に多く、その目玉はバックヤード業務の省力化、効率化です。最新鋭の自動仕分け機などを導入して商品を受注してから発送するまでの作業をできるだけオートメーション化したり、注文フォーマットに書き込めないようにすることもあります。こうした効率化で削減した物流経費を商品価格に反映させ、リーゾナブルな価格、スピィーディな商品提供を実現していくのです。

この考えを実行に移すには、マーケティングとIT部門、物流部門の高度な連携が不可欠です。しかし、多くの物流会社は既存のサービスメニューでは対応できず、物流アウトソーシングでは難しい業務と言えます。

サービス重視の考え方

2つ目の「サービス重視の考え方」は、物流費をマーケティング費の一部と考え、バックヤードにお金をかけることで店舗や商品の価値を高めようとするものです。

例えば、稼働日を増やして土日に出荷したり、17時までの注文を当日に出荷する。また、注文自由記入欄では配送方法や梱包方法など様々なリクエストにも幅広く対応する一方、無料の返品・交換にも応じるーーといった顧客の立場に立ったキメ細かいサービスです。

こうしたサービスは当然、受注から出荷までの作業が煩雑になり、人手もかかって運営費や人件費が増大します。ただ、それは最初から戦略に織り込み済みで、物流にコストや手間をかけること自体をサービスと捉え、商品やサービスの品質が高まって顧客満足度が上がればいいのです。たとえば顧客の満足度を顧客の時間を節約することと置き換えた場合に次のようなことが言えます。配送スピードだけで顧客の時間を節約するのではなく、顧客が自らプレゼント包装する時間を物流側で肩代わりするなど、別の部分で顧客の時間の節約に貢献し、顧客の満足度を上げればよいのです。

しかし、この戦略を採用する場合でも、闇雲に物流費をかければいいわけではありません。顧客が本当に望んでいることを把握し、サービスを取捨選択する必要があります。例えば、商品にノベルティは不要だと思う顧客もいるわけです。また、急がない商品だと当日に出荷する必要性は低くなります。このあたりのニーズを見極め、顧客が本当に望むサービスに費用や人手を集中させた方が、顧客満足度はより高まります。

顧客の評価が厳しくなるサービス重視

また、高品質サービスを前面に打ち出す場合、ミスに対する顧客の評価は厳しくなり、バックヤードに負担がかかります。これを防ぐためには業務の仕組みを綿密に設計し、倉庫管理のデジタル化を進める必要がありますが、多額の投資は避けられません。大手EC業者はこれに対応できても、中小企業にとっては負担が大きく、最終的に人のスキルに頼った、アナログな運用にならざるを得ないのです。

このような高品質のサービスを外部に委託しようとしても、物流会社、マーケティング会社、システム会社など会社単体で解決するのは難しいのが実情です。ECのマーケティングからバックヤードまで全ての理解があってはじめて実現が可能になるのです。

コスト削減の方向での
物流アウトソーシングによる差別化戦略

リードタイムの短縮で差別化

物流アウトソーシングによる差別化戦略の中で、コストを削減することを前提に進める手法があります。

例えば、欠品は大きな売り上げ損失要因です。この欠品率を低下させることで、販売機会を失うことを防ぎ、売り上を拡大することが可能になります。また、ロットや製造日による先入れ先出しによる付加価値の提供も顧客サービスを向上させるのに有効です。いずれも売り上げを拡大する一方でコストも削減でき、差別化につながります。

また、注文を受けてから顧客に届けるまでのリードタイムを短縮することも差別化のために有効な要素です。

前述したように最近では、トラックドライバーに対する労働時間規制の強化を背景に在庫拠点を分散させる動きが活発になっています。これはリードタイム短縮に直結します。分散された在庫拠点は、商品保管拠点としてだけでなく、スルーセンター(通過型ゼロストップ拠点)としても機能し、輸送コストの削減にもつながります。

物流デジタル化が差別化の鍵

一方で、まだ倉庫に入荷されていない商品を注文に引き当てることで、リードタイムを短縮する方法も増えてきました。また、WMSに蓄積された物流データを顧客に提供するサービスもあります。

コスト削減を前提とした差別化戦略で見逃せないのが、物流業務のデジタル化です。最近ではRFIDを活用した省人化、RPAを活用した物流事務の自動化なども進んでいます。また、人手不足の中、社員の負担軽減のためパレットの搬送をロボット化する物流会社も出ています。

最新のITに適応したサービスを提供してくれる3PL業者を選択し、パートナーとして強固な関係を構築することで、差別化とコスト削減を同時に実現することができるのです。

高付加価値化の方向での
物流アウトソーシングによる差別化戦略

3PL業者の選択が重要

コスト削減を前提に差別化を進める戦略がある一方で、高付加価値化を優先させながら物流アウトソーシングを進め、差別化を図る方法もあります。ポイントとなるのは、高付加価値サービスを提供できる3PL業者といかにうまく活用できるかどうかです。

3PL業者同士の競争は激化しサービスはますます高度化している

3PL業者同士の競争は激化しており、どの業者も物流をアウトソーシングしたいEC業者やメーカー、卸売会社、小売りチェーンなどの多様化するニーズに応えようと、サービス内容の充実に力にしのぎを削っています。

一口に物流アウトソーシングと言っても、その対象となる業務は多岐に渡ります。商品の注文から発送までの管理運営業務、商品の梱包・発送、在庫管理はもちろん、その前後に発生する受注処理、代金請求、入金処理、カスタマーサービス、返品・交換処理、事務局運営、特殊な依頼への対応などがあります。これら一連の業務をフルフィルメントと呼びます。

例えばフルフィルメントサービスを委託することでサービスレベルがアップ

このフルフィルメントは、EC業者などにとって大きな利益圧迫要因となっています。また、高付加価値を維持しながらフルフィルメントを自前でこなすのは不可能に近いと言えます。それなら、品質の高いフルフィルメントサービスを提供できる3PL業者に委託した方が最終顧客に対する物流サービスのレベルは上がります

また、物流アウトソーシングによって生じた余力をコア業務に投じることで商品やサービスの質も高まり、全体で付加価値が高まります

3PL業者のほとんどは運送会社や倉庫会社ですが、倉庫やトラックなどの物流施設・設備を持たない3PL業者も存在します。倉庫は賃借、トラック輸送は外部の運送会社への委託で、フィルフィルメントのうち商品の梱包や発送など一定の業務を得意としています。これらの3PL業者の得意・不得意を見極め、品質の高いサービスを提供してくれる3PL業者を選択し、うまく使い分けることが、高付加価値化を優先する物流アウトソーシングのポイントと言えます。

物流を「戦略」に組み込める企業が、
競争に勝ち、新しい市場を切り開く

兵站は最前線の能力を最大化する

これまでも指摘してきたように、多くの企業経営者は「商品開発」や「販売戦略」などには経営資源を重点的に投じる一方で、物流が持つ潜在性にはあまり目を向けてきませんでした。しかし、これでは企業の発展には限界が出てきます。

兵站であるロジスティクスは最前線に必要な武器や食料などを供給する役割を担います。この兵站が機能しないと最前線で戦う兵隊も負けてしまいます。誰でも理解できる理屈ですが、兵站は単に物資を最前線に供給するだけが役目ではありません。兵隊の潜在能力を最大限に引き出すのが本来の仕事なのです。商品開発や販売戦略を兵隊とすれば、ロジスティクスはその能力を最大化する潜在力を秘めています

物流センターで地域シェアトップを実現

特定地域でトップシェアを獲得することを目標に、最初に24時間稼働の物流センターを開設した衣料品チェーン店の事例があります。24時間稼働の物流センターは運営費も人件費も膨大です。普通の会社なら、「単に商品を供給するだけ」のロジスティクス(兵站)に多額のお金を投じたくないはずです。

ところが、このチェーン店には物流には戦略・戦術がありました。24時間センターで配送頻度を上げることで店舗の在庫を削減したのです。在庫が削減できれば、狭くて賃料が安い物件でも出店ができます。この結果、特定地域での出店攻勢が可能になり、地域シェアトップを実現できたのです。ロジスティクス(兵站)が販売戦略(兵隊)の能力を最大化した好事例と言えるでしょう。

ロジスティクスは利益創出の源泉

ピーター・ドラッカーが残した有名な言葉「物流は最後の暗黒大陸」は、単に取引先の運送会社や倉庫会社の運賃・料金を値切れ、という趣旨ではないはずです。物流を戦略的領域の重要部分として位置付け、マーケティング業務などとの相乗効果を高めることで新たな利益を創出していく・・・これが暗黒大陸を開拓する最終目標なのです。

この戦略を進めるためには、自社だけの力では限界があります。自社の悩みに真摯に耳を傾け、さまざまな改善提案をしてくれる物流アウトソーシング会社・3PL業者との戦略的パートナーシップの構築が極めて重要になってきます。

物流アウトソーシング会社、3PL企業との
パートナーシップで御社の未来が決まる!

難しい3PL事業者のスペック比較

物流業界は企業間同士の差別化が難しく、どの会社のホームページを見ても同じような言葉が並んでいます。実際に、比較的業務が定型化しているEC販売代行のような価格比較ができる場合を除き、各社のスペックを比較しても、どの3PL業者が自社にとって最適なのかを見極めるのはとても難しいです。

しかし、物流サービスを供給する企業(3PL業者)から目を転じて、物流を依頼する側(御社側)に着眼点を置くと、物流には様々な発展性があることが理解できたのではないでしょうか。

キーポイントは戦略的パートナーシップ

3PL企業を選ぶに際して、重要なのは機能やスペックではなく、どのような協力体制が築けるかです。そして、この協力関係は自社の戦略と密接にリンクしていなければいけません。つまり、どのような戦略的パートナーになりえるか・・・という視点は不可欠なのです。

新しい差別化戦略を打ち出そうとした場合、3PL業者が単独で提供できるメリットには限界があります。

御社が3PL企業との強固なパートナーシップを組むことで、自社がどう競争優位を築いていくことができるか。ここを出発点に戦略を構築していく必要があります。

そのため、各物流アウトソーシング会社・3PL業者の機能・スペック・規模・過去実績などを比較することはもちろん大切ですが、それ以上に、自社とともにコスト削減の他に、パートナーとして付加価値創造の道を探っていくことができるかどうか?物流戦略・マーケティング戦略ふくめた会社の経営戦略を一緒に考えていけるパートナーであるかどうか?つまるところ、持続的な競争優位性を築いていくことが、このパートナーシップで実現できるのか?という見極めが重要なのです。

現状はインターネット上でそれらを一目瞭然で比較できるようなWEBサイトはありません。戦略的な物流パートナーを見つけるには、経営陣や担当者が心当たりのある物流会社から直接話を聞く、あるいは、やりたいことに共感を持ってくれそうな物流会社を探し出し、相談していくしかありません。

当サイトは、物流についてコスト削減だけでなく、付加価値創造、売上拡大までも視野に入れたパートナーシップを築いていくことができる企業を紹介しています。戦略的な物流アウトソーシング会社、3PL企業と出会い、パートナーシップを組むためのポータルサイトを目指しています

かんたん解説:
物流コスト削減方法とその基礎知識

「物流」はその業務に関わったことのない方にとって、「物流」について何を学ぶ必要があるのか?何を知っておくべきなのか?全く想像のつかない世界だと思います。

そこで、はじめて物流に関わるお仕事をされる方に向けて「物流のコスト削減」を検討するために最低限必要な基礎知識についてコンパクトにまとめました。

物流に関する基礎知識の習得をしたい人はもちろん、昨今の物流の課題、論点までおさえたい人にもむけて、ポイントをしぼって解説しています

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物流、ロジスティクス、SCMの違いは?

物流、ロジスティクス、サプライチェーンマネジメント(SCM)のそれぞれの意味を解説しています。違いをしっかり把握することで、物流コスト削減の知識に対する理解がより深まります。

物流、ロジスティクス
SCMの違いとは?
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物流コストを決定するのは、顧客に対するサービスレベル

コスト削減のためには顧客サービスレベルを考えていくことが重要になります。たとえば自社への貢献に応じて顧客を区分けするなどです。ここではそのポイントについて解説しています。

顧客サービスレベル
の決め方とは?
デスクの写真

物流のコスト削減、効率化のキーになるのは在庫

在庫管理最適化の最終目的は「最小限の在庫で最大限の利益を上げる」ことです。適正在庫を実現するための方策を具体的に紹介しています。

効率化のキー
適正な在庫管理とは?