物流改革を実現する! アウトソーシング活用大全|ブツレボ
物流改革を実現する! アウトソーシング活用大全|ブツレボ » 主な機能別・アウトソーシング活用のポイント » 流通加工・梱包

流通加工・梱包

商品をいったん開封し、所定の加工を施したうえでパッキングする流通加工や梱包業務。物流においては、商品に付加価値を持たせたり、保護したりすることに影響します。一方で手間がかかる場合が多く、手作業で対応するには知識や技術が求められます。そのため、アウトソーシングも一つの手段でしょう。ここでは、流通加工・梱包の特徴や、アウトソーシングする際のポイントを解説します。

流通加工・梱包とは

流通加工・梱包は、商品の出荷前にパッケージを開封し、倉庫や物流センターで行う加工のことです。流通加工については、主に生産加工と販促加工の2種類に分けられます。生産加工は、食品の切り分けなど二次的な加工が該当します。一方の販促加工は、商品のタグ・値札付けやラベルの貼り付け、ラッピングなどの加工を指します。いずれにせよ、商品に対して付加価値を与えるのが流通加工や梱包の役割で、他社との差別化や商品の品質向上に寄与します。

また、商品を保護する役割も担っています。もし商品を入荷時の状態のまま出荷した場合、破損や品質低下を招くおそれがあります。そのような事態を防ぐには、商品の材質や形状に合わせ、適切な資材・容器で包むことが求められます。なお、梱包は個装・内装・外装の3種類に分けられ、商品を守るとともに付加価値を創造します。

流通加工・梱包に必要な要件

自社で流通加工や梱包に対応する場合、ラッピングなどに必要な機器と資材・容器の導入が不可欠です。サービスの質を高めるには、包装紙や容器のバリエーションに幅を持たせる必要があります。また、加工や梱包に対応する作業員の確保や、知識・技術の育成が求められます。

しかし、流通加工・梱包を自社で対応すると、コストが増加する可能性があります。コストを抑えたいならアウトソーシングし、倉庫・物流センターで対応してもらうほうがよいでしょう。

流通加工・梱包におけるアウトソーシングのポイント

流通加工や梱包をアウトソーシングする場合、3PLが対応している加工・梱包方法を確認する必要があります。自社の希望どおりに対応してもらえるか、一度相談してみましょう。ただし、見た目も重要です。商品の品質と付加価値を高めたい場合、3PLの加工・梱包のクオリティも確認をおすすめします。

3PL選びで迷った時は、プランニングから包括的に業務を委託できる業者を選びましょう。包括的にアウトソーシングすることで、組織・企業全体の省力化や生産性向上を実現可能です。自社で物流機能を持たないため、コスト削減にも寄与します。流通加工・梱包はもちろん、輸送や保管も含め、3PLへのアウトソーシングを検討してはいかがでしょうか。