物流改革を実現する! アウトソーシング活用大全|ブツレボ
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化粧品

BtoCだけでなく、BtoB取引も行う化粧品。物流においては、商品に合わせた温度管理や、販促物の封入など、柔軟できめ細やかな対応が求められます。自社物流に限界を感じているなら、アウトソーシングも検討するべきでしょう。ここでは、化粧品物流の特徴や課題、3PLにアウトソーシングする際のポイントなどを解説します。

化粧品専用倉庫で経験豊富なスタッフが活躍

株式会社エヌ・ティ・ティ・ロジスコ

NTTロジスコでは医薬品医療機器等法(薬機法)上の化粧品製造業許可を取得した化粧品専用倉庫を所有。経験豊富なスタッフが入出荷、在庫管理などの物流センター業務及び全国配送を一括で実施しています。

株式会社エヌ・ティ・ティ・ロジスコの会社概要

会社名 株式会社エヌ・ティ・ティ・ロジスコ
設立年 1991年11月14日
従業員数 2,815人(2022年4月現在)
所在地 東京都大田区平和島一丁目1番2号

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化粧品倉庫を全国5拠点展開

鈴与株式会社

鈴与では化粧品・医薬部外品製造業許可(包装・表示・保管区分)を取得した倉庫を全国5拠点保有。受入検査から、法定表示ラベル貼付、セット組み、添付文書の同梱、シュリンク包装などの加工作業も対応可能となっています。

鈴与株式会社の会社概要

会社名 鈴与株式会社
設立年 1936年(昭和11年)
従業員数 974人(2022年9月1日現在)
所在地 静岡県静岡市清水区入船町11-1

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化粧品に関する物流を得意とする3PLをピックアップ!

商品のバリエーションが豊富で、物流ニーズも幅広い化粧品物流においては、何よりアクセス至便な拠点を持ち、スピーディーかつ柔軟な物流体制を構築できることがポイント。ここでは、全国でもトップレベルの物流マーケットである東京において、西日暮里駅から徒歩5分という倉庫立地を持つ「リーヴオン」を紹介します。

東京都内で抜群の倉庫立地
セットアップ~発送
まで一括対応

リーヴオン

リーヴオン公式サイトキャプチャ
引用元HP:リーヴオン公式
https://www.landingpage-synergy.com/LVV9CiR6/

化粧品製造業許可を取得しており、半完成品のセットアップほか、ラベル作成もおこなっています。

東京都荒川区に本社を置き、JR山手線 西日暮里駅より徒歩5分に位置する倉庫をはじめ、都内に倉庫を2箇所有するほか、埼玉県川口市、さいたま市にも倉庫を所有。ネットショップの発送業務も請け負っており、入出庫、保管、ピッキングといった一連作業もアウトソーシング可能です。

総合評価

コスト削減
ECにおける物流業務コストを削減

株式会社リーヴオンでは、EC(電子商取引)における物流業務にも力を入れています。顧客のネットショップから発送業務を請け負うことで、入荷や検品、保管やピッキング、梱包や出荷といった一連の作業を同社にて代行。多くのノウハウを活用して、効率的な作業をおこなうことによって、顧客が自社で発送するよりもコストダウンを図れる可能性があります。

ネットショップ(楽天・アマゾンなど)のwebサイト作成、受発注運営管理、問い合わせ業務なども委託することができます。

生産性向上
倉庫会社の目線で考えられた物流システムにより生産性向上

倉庫会社の目線で考えられた物流システム『POWER LOGI』は、顧客の業務に合わせた物流システム開発が可能となっています。そのため、スピーディで精度の高い在庫管理が可能になり、倉庫運用の効率化につながります。
無線のハンディターミナルを用いて作業をおこないますので、PC端末が無くても作業ができる点、常に作業したデータが蓄積され、生産性の向上につながります。

スピード
物流事業の委託からスタートまで最短2週間

株式会社リーヴオンでは、物流事業の委託からスタートまで、最短2週間で対応しています。問い合わせから現状のヒアリング、作業内容の確認など、詳細な打ち合わせを経て、顧客企業に最適な物流業務をスピーディに提供しています。
業務開始後も定期的な打ち合わせを実施し、改善を重ねていきます。

リーヴオンの会社概要

会社名 株式会社リーヴオン
設立年 平成29年1月13日
従業員数 20人(2019年8月1日時点)
所在地 東京都荒川区西日暮里6丁目65-1 日本運輸倉庫(株) 東京食品事業所A棟4F

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化粧品物流の特徴とよくある課題

化粧品における物流は、スキンケアアイテムやメイクアップ、フレグランスなど、多種多様なアイテムを取り扱うのが特徴です。これらは製造番号の表示が義務付けられており、適切に管理するためには、ロット単位での管理が求められます。しかし、ロット管理は複雑になりやすく、保管方法によってはミスを誘発するおそれがあります。

時期によって出荷量が変動する点も特徴です。化粧品は、新作の発売時やクリスマスシーズンに出荷が増加する傾向があります。一方、在庫が増加した分の保管スペースの確保が課題となります。繁忙期に備え、大きな倉庫を用意する手もありますが、反対に通常期はスペースを持て余し、管理コストの増加を招きかねません。

同梱物が多い点も化粧品物流の特徴といえます。化粧品は、試供品や関連商品の案内状、キャンペーンのチラシなど、さまざまな販促物を同梱します。これらは主に手作業で行いますが、人手不足が課題になる場合があります。また、リードタイム短縮のためにスピーディな作業が求められます。人材の確保はもちろん、育成も必要になるでしょう。

化粧品物流に必要な要件

自社で化粧品物流を手がける場合、しっかりとした在庫管理体制を構築する必要があります。化粧品はロット管理が不可欠であり、細かく分けて在庫を管理しなくてはいけません。そのため、正確に在庫状況を管理できる体制が求められます。在庫管理システムの導入はもちろん、商品の品質を維持するために、トレーサビリティも導入するべきでしょう。

需要予測システムの導入も検討が必要です。化粧品は、時期によって需要が大きく変動します。適正な在庫を維持するためにも、受注予測システムを導入し、無駄なスペースが生じないようにする必要があります。無駄なスペースを減らせば、管理コストの削減が可能です。

他にも、細かな包装に対応できる環境の構築と人材の確保など、対応すべき要素が多数あります。自社での環境構築が難しい時は、アウトソーシングも検討してみましょう。

化粧品物流における3PL選びのポイント

化粧品の物流をアウトソーシングするなら、必ず3PLの化粧品製造業許可の取得状況を確認しましょう。化粧品は、倉庫での保管や流通加工などに化粧品製造業許可が必要です。無許可では化粧品を取り扱えないため、化粧品製造業許可の有無は確認が必須事項といえます。

在庫管理体制の確認もおすすめします。化粧品は細かな在庫管理が必要な商品です。在庫量も変動が大きいため、在庫管理体制はしっかりチェックしましょう。

同梱物への対応も確認が必要です。試供品やチラシなどの同封作業が可能か聞き、どの程度まで対応できるか相談してみましょう。