信越地方とは、一般的に長野県と新潟県を指す事が多いですが、中部地方に入ったり、北陸3県(富山県、石川県、福井県)と併せて、北信越地方(ほくしんえつ)や北陸信越地方と呼ぶこともあり、定義は一定ではありません。
ただ、一般的にはあまり交通量は多くなく、物流拠点もそれほど多いとはいえないでしょう。
一方では、山岳地帯の豊富な水源を求めて、精密機器メーカーの工場進出なども盛んで、上信越道や中央自動車道などの高速道路周辺には、大規模な物流拠点も見受けられることがあります。
ただ、地域的な問題として、幹線道路の充実や積雪の問題など、物流の発展を阻害する条件が多くあることも確かです。
新潟エリアの都市は、中越の長岡市、上越の上越市などがあります。いずれも日本海側に位置しているため、物流拠点も海沿いに集中している傾向があります。
新潟特有の事情として、山に阻まれて都市間の交通が難しかったということがあるので、特に物流に強い地域というはありません。
しかし、現代では高速道路の発達、新潟港や新潟空港、新幹線など交通網の発達により、物流面でも充実していると言われています。
長野エリアの一部では、アルプスの伏流水が豊富なことから、製造工程できれいな水が不可欠な半導体産業を始め、さまざまな精密機械企業が工場を構えていることでも有名です。
それらを陸送するための物流網もあり、特に松本市や長野市などに物流拠点を持つ企業は多いようです。中央自動車道が通っているため、陸送には都合の良い立地と言えるでしょう。