各地方・各都道府県ごとに、物流アウトソーシング・3PL会社や物流倉庫を一覧にしています。その会社が得意としている業務についても紹介。
また各エリアで特に使われている道路やジャンクションの情報も公開しています。
東北ブロックの陸送物流の特徴としては、大きく3つのルートがあることです。日本海側、太平洋側、そして東北自動車道のある中央部分です。そのなかでも、東北自動車道の交通量は非常に大きく、首都圏と東北をつなぐ、陸送物流の大動脈となっています。東北地方の大都市、仙台や盛岡などにインターチェンジがあり、その周辺には多くの物流拠点があります。
東北ブロックの3PLアウトソーシング業者や
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関東地方は、日本の人口の33%、3分の1という多くの人が住む地域です*。首都である東京があり、国内企業、海外企業も多く本社や支社を置いています。そのような状況から、物流においても拠点が多い地域となっています。
陸送はもちろんですが、東京港、横浜港、羽田空港や成田空港など、海運や空路運送においても、国内トップレベルの規模を誇ります。ただ、大動脈となる首都高速道路、東名高速道路などの各高速道路、幹線道路などは、飽和状態で、かなりの渋滞となっています。
関東ブロックの3PLアウトソーシング業者や
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信越地方とは、一般的に長野県と新潟県を指す事が多いですが、中部地方に入ったり、北陸3県(富山県、石川県、福井県)と併せて、北信越地方(ほくしんえつ)や北陸信越地方と呼ぶこともあり、定義は一定ではありません。ただ、一般的にはあまり交通量は多くなく、物流拠点もそれほど多いとはいえないでしょう。
一方では、山岳地帯の豊富な水源を求めて、精密機器メーカーの工場進出なども盛んで、上信越道や中央自動車道などの高速道路周辺には、大規模な物流拠点も見受けられることがあります。
信越ブロックの3PLアウトソーシング業者や
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北陸地方は、日本列島の中央に位置するため、物流の要である首都圏・中部圏・近畿圏への交通アクセスが良好です。日本海側にあるので、アジアへの輸出も可能。とはいえ、年々豪雨・豪雪が増加の傾向にあり、海に近く自然災害の影響を受けるリスクが高いため、緊急時の物流ルートを確保しておく必要があるでしょう。
首都圏へ繋がる高速道路は、磐越自動車道・関越自動車道・上信越自動車道といった具合に複数の選択肢が存在します。
北陸ブロックの3PLアウトソーシング業者や
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東海地方は、高速道路網が確立されており、首都圏や近畿圏への交通アクセスが良好です。東名高速道路・名神高速道路・新東名自動車道・名神自動車道の利用ができ、放射状と環状の物流ルートが存在します。 緊急時の輸送道路を確保できるので、東海地方に活動拠点を設ける企業は少なくありません。また、東海地方には、名古屋空港・中部国際空港があり陸上輸送が可能。名古屋港・井浦港・三河港などの重要湾港を利用した、海上輸送も視野に入れられます。
東海ブロックの3PLアウトソーシング業者や
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関西地方は、大阪・京都といった都市があり、産業が盛んな地域です。府県間貨物輸送量は大阪府・兵庫県間が全国でもトップレベルであり、物流業者が多数点在しています。機動性の高さから、国内の取引はトラック輸送が大部分を占めます。
トラック輸送の依存度が高いため、道路の混雑が課題に。物流効率化を図るべく、共同配送なども検討したいところです。大阪港や関西国際空港を利用すれば、海外貿易も可能です。瀬戸内海とも連携を図っているので、内航運送の利用も視野に入れられるでしょう。
関西ブロックの3PLアウトソーシング業者や
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中国地方は、日本海と瀬戸内海に面しており、かつ中国山地が広がっているため、経済活動が営まれる地域は水害リスクが高いことが挙げられます。河川の氾濫区域においては、自然災害により交通網が遮断され、物流が滞るリスクもあります。
山地が多く経済活動が営める地域が限られているので、山陽側の都市部において渋滞が起こりやすく、物流効率の低下を招いています。とはいえ、海に面しているので内航運送が選択できるため物流利便性が高く、瀬戸内海沿岸には産業が集中している状態です。
中国ブロックの3PLアウトソーシング業者や
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四国地方の山地は、垂直隆起量が大きく経済活動を営める地域が限られています。この地形が大きく関係し、浸水や高潮の被害を受けているため、災害に強い物流ルートの確保が必要だと言えます。 ただし、四方を瀬戸内海・太平洋・紀伊水道・豊後水道に囲まれているので、トラック運送が叶わなくとも内航運送という選択肢も。陸上輸送以外のルートも選べるため、物流利便性が高いと言えるでしょう。
四国ブロックの3PLアウトソーシング業者や
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九州は全体的に見ると道路網が比較的整備されている地方です。しかし県単位で見ると、大きな都市周辺と農村部・山村部とで環境が異なっています。
九州地方は、100~200kmの感覚で都市圏が分散しており、有人離島数が全国でも多いエリアです。九州全域へ配送するのであれば内航運送にも対応している必要があります。また、九州地方では自動車やICの産業が主要となっており、航空機運送の需要も高いのが特徴です。
九州ブロックの3PLアウトソーシング業者や
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沖縄地方は、国内でも唯一鉄道を有さないエリアです。県内では自動車保有台数が多く、県内全域への輸送はトラック運送が主流となっています。陸上輸送の依存度が高く、特に人口の多い中南部都市圏では、交通渋滞が慢性的に発生。那覇市が最も混雑しやすく、定時性・速達性の確保が困難な状態であるといえます。
中でも混雑しやすい道路は、国道58号線を筆頭に、国道330号線、環状2号線が挙げられます。混雑状況が続く国道と比較すると、高速道路である沖縄自動車道は混雑が緩和しているといえるでしょう。