東海地方は、高速道路網が確立されており、首都圏や近畿圏への交通アクセスが良好です。東名高速道路・名神高速道路・新東名自動車道・名神自動車道の利用ができ、放射状と環状の物流ルートが存在します。
緊急時の輸送道路を確保できるので、東海地方に活動拠点を設ける企業は少なくありません。また、東海地方には、名古屋空港・中部国際空港があり陸上輸送が可能。名古屋港・井浦港・三河港などの重要湾港を利用した、海上輸送も視野に入れられます。
貨物の分類や量、状況によって、陸海空のいずれかの輸送を使い分けられるのが特徴的です。非常時にも物流ル―トが確保しやすいので、トラック運送・航空機運送・内航運送など、様々な輸配送サービスに対応している物流業者へと相談してみましょう。
静岡エリアは、交通アクセスが良好な東名高速道路沿いに物流業者が集中しています。新東名高速道路も利用でき、非常時には迂回することも可能です。
新静岡ICから森掛川間は2017年に、御殿場JCTから浜松いなさJCT間は2020年に最高速度が引き上げられたため、所要時間の短縮化に繋がっています。
豊田エリアは、豊田北バイパス・豊田南バイパス沿いに工場が多く立地しており、それに伴い物流業者も一帯に集中しています。陸上輸送の物流ル―トが確保できるだけでなく、名古屋港・井浦港・三河港といった重要湾港への交通アクセスも良好。
国際貨物を扱っている中部国際空港も利用しやすい立地にあります。国内外への輸送を考えている企業は、内航運送や航空機運送を行っている物流業者を利用してみてはいかがでしょうか。
名古屋エリアは、名古屋港に物流業者が集まっており、国際輸送も容易です。また、名古屋環状2号線沿いにも物流業者が多数立地しています。小牧市へのアクセスが容易であることや、緊急輸送道路として利用できることが、立地数の増加を後押ししています。
岐阜エリアは、国道21号岐大バイパス沿いに物流業者が集まっており、西濃地域や小牧地区への物流利便性が高くなっています。坂祝バイパスが2016年に開通したことで、美濃加茂市や可児市へのアクセスも容易になりました。
四日市エリアは、国道23号線沿いに物流業者が集まっています。国道23号線からは四日市港が利用しやすく、内航運送や国際輸送も視野に入れられるでしょう。また、中勢バイパスが順次開通しており、津市までの物流利便性が高いです。