物流パートナーが見つかる ブツレボ
輸入品は多種多様ですが、輸入をするということは物流業者の手配と一体です。なぜなら、輸入はあくまでも港から港までのためです。国内に到着した輸入品を、港から運ぶためには物流業者を手配しなければなりません。
特に近年、インターネットの普及もあり、個人での輸入も増えています。そのため、輸入品に関する需要も多種多様となっていますので、物流業界と輸入品業界としても、輸入品に対してのリソースを確保しなければならない状況です。
輸入品の運送はアウトソーシングを依頼した方が効率が良いです。なぜなら、輸入品は船と連動しています。つまり、船の着岸から、あるいは着眼してから物流倉庫に運んでもらってから、運送を必要とします。いわば、少々不定期になる傾向が強いです。
特に船便は波の状況等によって到着が未知数なので、臨機応変に対応できるアウトソーシングを依頼した方が、効率が良いです。
輸入品の物流で求められるのが臨機応変さです。
先にもお伝えしましたが、船便は予定通りに着岸できないケースが珍しくありません。着岸しているものの、作業が遅れてしまい、なかなか車両を出せない状況もあれば、着岸からの荷受けを待つ車両で周辺が混雑するケースもあります。
そのため、予定が変わることが珍しくありません。どのような状況にも臨機応変に対応できる物流業者が求められます。また、このような輸入品対応の理解も求められます。
また、保税倉庫があるかどうかもチェックするとよいでしょう。
保税倉庫は一時的に関税の徴収をせずに保管するための倉庫で、保管品に対して行き届いた配慮と厳重警備が保証されています。流通に適した時期に出庫することも可能なため、保税倉庫を抱えている業者は、輸入品に対して強みを持っていると言えるでしょう。
輸入品の梱包や現場に求められているのは危機管理です。
輸入品の中には、日本では取り扱っていない物もあります。つまり、代替が効きません。物流倉庫で商品を破損した場合、基本的には運送会社が代替え品を用意するのですが、輸入品の場合、代替えの手配に時間がかかります。そのため、商品を貴重に取り扱わなければなりません。
物流倉庫スタッフへの教育はもちろんですが、スタッフ一人一人が大切なものを扱っていると意識しなければなりません。
物流倉庫環境が整えられている物流業者を選ぶことが大切です。
輸入品は代替え品が利きませんので、破損・汚損件数を確認したり、輸入品も多種多様なので、様々な物品の保管・仕分けが可能な環境なのかも大切です。
また、輸入品は船の発着が予定通りに進まないケースもありますので、トラックの対応時間を変更しなければならないケースもあります。そのため、臨機応変に対応してくれる業者なのかも重要な判断材料となります。
輸入品業界は、今後さらなる成長が見込まれています。その理由として、国として自由貿易を推進しているからです。
例えばTPPやRCEPは、異国との経済活動を活性化させるための施策です。つまり、輸出入ともに増加する可能性が高いです。
まだまだ国内流通品と比較すれば少ないですが、先にお伝えした経済協定が本格始動すれば、次第に輸入品の方が増え、物流業者としても輸入品に重きを置く環境を強いられる可能性も出てくることでしょう。