物流パートナーが見つかる ブツレボ
物流倉庫とは保管だけではなく、仕分けや梱包等、配送までのプロセスを行う場所です。物流倉庫の質によって売上から対応まで大きな違いとなります。
精密機器業界にとって、物流は生命線です。なぜなら、精密機器は慎重に運ばなければないからです。どれだけ素晴らしい精密機器を販売・製造しているメーカーでも、良い状態のまま購入者の元に届けなければ意味がありません。
以上の理由により物流の品質まで問われています。
届けたものの、精密機械が傷だらけ、あるいは振動によって故障していては意味がありません。精密機器に関しては、スピード以上に届け方の品質が求められています。
精密機器は慎重には運ばなければなりません。
一方で、物流業界は人出不足です。さらには精密機器の運送に対応している業者となれば、より少なくなります。
これらを解決するには、精密機器の運送にも対応している物流業者を探した方が良いでしょう。
様々な業者を調べて対応しているのかを確認するよりも、精密機器に対応しているアウトソーシングを選べば選択の手間を簡略化しつつ、物流業者・人材の確保を可能にします。
精密機器業界の物流に求められているのは丁寧な配送等、精密機器への理解です。
一般的な物流は段ボールの中に緩衝材を含みますので、運転の影響が出るケースはそうそうありません。
しかし精密機器の場合、舗装状況の悪い道路、多少の凹凸のある道路を走った振動で影響が出る場合もあります。
そのため、サスペンション付きのトラックがあった方が良いですが、このような点を理解していないと、他の商品と同じ感覚で運搬し、精密機器の損傷を招きかねません。
精密機器の梱包は、形だけの梱包ではなく精密機器を衝撃から守らなければなりません。そのため、精密機器の特性まで理解する必要があります。
精密機器も様々です。どの部分が大切なのか、仕組み等を理解しておかなければなりません。そのため、スタッフの精密機器への理解が不可欠です。
物流倉庫は多くが単純・軽作業ですが、精密機器の扱いに関しては精密機器への理解の深いスタッフが求められます。
精密機器に対しての理解度次第です。
例えばトラックに関しても、精密機器だからこその運転、あるいはサスペンションといったトラック設備の重要性を把握しているかが大切です。他の商品同様の運搬では傷ついてしまう可能性があるためです。
しかし、これらは精密機器への理解度が低ければ分かりません。精密機器の特性を理解し、かつこれまでに精密機器の運搬や配送を担当したことがある物流会社を選ぶとよいでしょう。
精密機器業界は細やかな世界です。コンマ何ミリのミスで正常に動作しない機器を扱っている世界になりますので、運搬方法に関しても注文が細かいケースがあります。
その点では物流業界にとっては少々要件が難しい業界かもしれません。
物流業者側からすれば、できればトラックには目一杯荷物を積み込み運搬効率を高めたいものです。しかし精密機器業者は万全の状態で運んでもらいたいので、他の業者の荷物との混載を嫌がります。だからこそ運送費を多目に支払うことを納得している精密機器業者も多い模様です。
安さを追求し、機器が損傷してしまっては意味がないことを理解していますので、業界として、何より「質」を求めている傾向にあります。